『サイバーテックP.D.』 CYBERTECH PD  (リック・キング監督)

 髭面のクリス・サランドンが観たくて録画した、お約束の近未来もの。ちょうど
10年後だが、人間のクローンを作るのは非現実的な話でもなくなってきてるので
まあこんなもんかな。
 今までずっと、ロレンツォ・ラマスってジジイだと勝手に思いこんでいたので、
若くて驚いた(←馬鹿)。 相手役の女優はどっかで見たことがあると思ったら、
『シェイド』に出てたわ。彼女がアップになるときだけソフトフォーカスになるのが
妙に気になった(笑) ピーター・コヨーテの変な声は、いいねえ。
                                (1998/7/6 CATV録画ビデオ)

 『サイボーグ3』 CYBORG 3  (マイケル・シュレーダー監督)

 J・C・ヴァン・ダム主演の1作目は観てないのに2と3は観てる私は何だかなあと
我ながら思うが、2がいちばん面白かったなあ(ってそれじゃあ1作目の立場は。)
 とにかく金かかってない。何にもない荒野の撮影許可取って、いい大人が大勢で
暴れ回っているだけ。2はドラゴ先生がマイペースな分だけユニークな映画では
あったが、ラストでは美しいラブストーリーに昇華していてなかなか良かった。
 でもこの3は、ラブストーリーを通り越して行くとこまで行っちゃったのでさすがに
もうついていけない・・・
 リチャード・リンチはともかく、マルコム・マクダウェルはこういう映画に好きで
出てるんですか(笑) それに『グレムリン』のザック・ギャリガンってその後こういう
ところで働いていたのね、感激・・・
                            (1999/6/14 CATV録画ビデオ)

 『サイレント・ナイト こんな人質もうこりごり』  THE REF (テッド・デミ監督)

 クリスマスに観るつもりが忘れ果てたため、梅雨も間近の6月に観るはめになって
しもうたが、南半球はもうじき冬だからまぁいいか(←関係ないって)
 デニス・レアリー、ケヴィン・スペイシー、ジュディ・デイヴィスですよアナタ、
すーばらしーじゃあーりませんか。この芸達者3人が共演してるってんでどうしても
観たかった作品だが、まさに火花散る丁々発止、もうたまらん。頭クラクラしてきた。

 デニス・レアリーいいなあ (^^) 出演作をまだあまり観てないんだけども、もともと
スタンダップコメディアンだっただけにお笑いOKだし、セクシーで美しい悪役が出来る
貴重な存在なので、今後のご活躍を大期待。らぶ。 彼が紺のブレザーにネクタイ姿に
着替えて現れたときには思わず、もう、ああ....(悶絶)
 内容的にはわりとありがちっていうか、まあこんなもんかなって感じだけど、電脳
紙芝居じゃなくて本格的な「演技」を堪能したい方にはお薦めの一作。
                               (1999/6/1 CSN1録画ビデオ)

 『サイン』  SIGNS (M・ナイト・シャマラン監督)

<< はげしくネタバレしてますので、未見の方は読まないで下さい >>




 見終わってすぐにまず思ったことは、近年まれに見るバカ映画だということである(笑)
『シックス・センス』の監督が仕掛ける新たな謎! 衝撃の結末は絶対に人に喋らないで下さい!
という宣伝手法ですっかり誤魔化され、してやられた。
 この内容で、初めから「ミステリーサークルは宇宙人襲来の前兆だった! あなたの街に異星人が
やってきた、さあどうする!?」みたいな映画だよって宣伝してたらば、誰も観に行きゃしないかも、って
いうか、少なくとも客層がかなり変わりそうだ。
 ミステリーサークルは一体何の「サイン」なんだろう?一体誰がどうやって? もしかするとメル・
ギブソンが宇宙人なんじゃ? いやいや、沢山のちっちゃいメル・ギブソン(リカちゃんサイズ)が
夜中にきゃーきゃー言いながら走り回ってトウモロコシをぶっ倒して渦巻き模様を作ってたら
可愛いじゃん、とかいろいろ想像してたんだけど、いやー、まさかあんなに正々堂々と異星人が
出てくるとは思わなかったよ!!  あまりにもマトモすぎる展開に、椅子から滑り落ちそうになった。

 あとで監督のインタビューなどを読むと、異星人そのものは二の次で、目に見えない母の愛とか
信仰心とか、そういうものを描いた映画だっちゅーことらしい。それはそうだな、わかるわ。
でもなぁ、あれだけまともにどーんと異星人がお出まししちゃったら、普通お客さんの頭にはアレしか
残らないって。 「『サイン』? ああ、異星人が出てきてバットでぶちのめす映画ね」と、こうなる。

 『X-ファイル』なら1時間でやってしまうネタを、大物スターを起用してひっぱりひっぱり2時間の
映画に仕上げてしまう、このこけおどしっぷりがある意味お見事。
 この監督、ヒッチコックばりに自作に出演するのがポリシーのようだが、その出演時間がどんどん
長くなっているのには何か意味があるのか? それが何かの「サイン」だったりして(笑)
                                          (2002/9/22 WMC大宮)

 『ザ・グリード』 DEEP RISING (スティーヴン・ソマーズ監督)

 グログロぐちゃぐちゃホラーだと勝手に思いこんで(ていうかそっち方面ばかり強調した
宣伝だったような気がするんですけど)観に行ったらば、これアクション映画じゃん。
キャストにお金かかってない分SFXのスタッフは超一流だし、そこら中に『エイリアン4』や
『スピード2』(これは未見だけど予告編で観たような映像がちらほら)のパクリかな、って
感じで思わずニヤリのシーンあり、ちょっと『タイタニック』が入ってるような気がしないでも
ないけど気のせいですねきっと、ええ全然違いますたぶん(^^;
 普通のアクション部分と、モンスターに食べられた人間のぐちょぐちょ部分とのバランスが
いい感じ(『フロ・ドン』風)で、この手の作風好きです私。いぇい。
 しかも、「キャストにお金かかってない」イコール「私は大喜び」なのであって(笑)
どっかで見たことある人たちゾロゾロで楽しかった。おねえちゃんきれいだしな。

 それにしても、男性客がほとんどだったのはうなづけるとしても、平均年齢がかなり高くて
白髪の初老の紳士が多かったんですけどあれはなぜ。「喰って喰って喰いまくれ!」という
宣伝コピーが中高年層を刺激したんだろうか(まさかな)
                                  (1998/10/30 ニュー東宝シネマ)

 『ザ・グリード』(再見)

 劇場で観て以来、2度目。 観たくて仕方なかったんだけど、細かいところを忘れるまで
待っていたのであった。
 有名俳優が出ていないこともあって、公開時の宣伝は主にSFX担当者の顔ぶれと、ホラー的
要素を強調したものだったので、そのせいで見逃した人多いと思うんですよ。たしかにかなり
グチャドロ系のシーンはあるのでそーゆーの絶対ダメ!!って人は仕方ないと思うけど、
アクション映画としてかなり良くできているので偏見を除いて観てほしいっす。
 いろんな場面でアクション映画のツボを押さえた撮り方してるざんすよ。SFXにこれだけ
お金かけておきながらここまでベタなB級映画作ってくれると嬉しいっす。わはは。
 梅宮アンナ的ケバさが魅力のファムケ・ヤンセン、絶対に垢抜けないでこのままの路線で
頑張って欲しい!!
                                 (2000/6/4 WOWOW録画ビデオ)

 『ザ・コンテンダー』 THE CONTENDER (ロッド・ルーリー監督)

 副大統領候補に指名される女性上院議員を演じるジョーン・アレン。この映画では彼女の
見事なまでの色気のなさ、フェロモンの欠如ぶりがばっちりハマっている。こんなに理知的で
ばりばり仕事するキャリア女性にも、ワイルドな私生活があるのだなフッフッフ........というような
下世話な想像力をかき立てる役柄にぴったりだ。
 ただーし。彼女が自らのセックススキャンダルに対して全く反論しない立場を貫くことが
どうしても納得いかない。そして、このスキャンダルに対する政治家達の動きは描かれるものの、
報道を聞いた国民がどういう反応をしているのかについては全くのノータッチ。普通は国民が
知ることのない裏側にだけあえて集中して描いたということなのかもしれないが...........
 いくら理想だの信念だのと言ったって、国民の支持を得られないことをいつまでもやり続ける
ことはできない。大統領だって国民の意向をもっと気にするはずだ。支持率を気にする素振りを
見せない政治家達の姿に嘘くささを感じ、きれい事に終始してうまく丸め込まれた印象。
 最後の大統領の演説もえらいかっこええな。アメリカ人がこういうのを観たい、っていうのを
映画にしたって感じ。もし2001/9/11以降に作られた映画だったら、映画全体もあの演説も
もっともっとクサいものになっていただろう。
 ホワイトハウスと議会を舞台にしたソープオペラと割り切って観れば、政治ドラマにしては
肩の凝らない娯楽作として楽しめるけれども、ツッコミどころはたくさんあり。
善玉悪玉が妙にわかりやすいしな、あのヒトとかあのヒトとか。



<<以下、ネタバレツッコミをしています。未見の方はご注意>>



 対立候補ハサウェイ知事が仕組んだ交通事故に大きな疑問。
 お金をもらってヤラセ事故を起こすのなら、自分がちゃんと生還できるように車のウィンドウを
 開けるなり鍵をはずしておくなり準備をしてから水に飛び込むはず。自分が死んでしまったら
 何にもならないじゃないか。嘘くさっ。

                               (2002/7/30 スターチャンネル録画ビデオ)

 『ザ・ブルード 怒りのメタファー』 THE BROOD (デヴィッド・クローネンバーグ監督)

 ホラーというよりはサスペンス。時々ワッと脅かしつつ淡々と進む。そして終わり近くにドカンと
見せるお得意の内臓系なアレは、女性より男性のほうがヨワそうだなぁ。女はああいうものに
耐性があるようにDNAでプログラムされてるからね。
 特に怖くはなかったけど、大量に出てくる子供達(変な役および、いたいけな幼稚園児)に
どのような演技指導したのかとか、彼らのその後の人格形成に何か悪影響はないのかとか、
そんなことがえらく気になってしまった。子供にあんなことやらせていいのかクローネンバーグ!!
ってな批判はこの時代には起こらなかったのかなぁ。そういう意味ですごく怖い映画。
みんな、無事に育ってるかーい?
                              (2002/1/17 スターチャンネル録画ビデオ)

 『シービスケット』 SEABISCUIT (ゲイリー・ロス監督)

 とにかく映像が綺麗で、おんまさんがけなげで可愛くて、あんまり悪い人も出てこない。
景気が悪くて治安も悪くなって世界情勢も不安定で、と、何だか厭なことばっかりな今日この頃、
こういう映画を観ると癒されますな。個人的には「癒し系」とかいう言葉は大嫌いなんだけど。
 セリフでの説明を極力抑え、映像に語らせて観客の想像に任せる部分を多くしているところと
編集の仕方が印象的。

 俳優陣はみな適役。特に良かったのが調教師役クリス・クーパー。大滝秀治さんかと思った(笑)
まさに、梵天丸(伊達政宗)を導く虎哉和尚のおもむき。 渋くていいねぇ。
 ドラマとしては出来すぎててややクサイと思われる部分もあるけど、実話を基にしてるってんだから
しょうがない。どれくらい事実に即してるのかは知らないけど、世界恐慌で不況のどん底の時代に
こんな馬がいたら、そりゃあ人気が出るだろうなぁ。ほんとにけなげだもんなぁ、おんまさん。

<< 以下、ラストに関するネタバレ >>


 ラストの復活レースで、シービスケットのペースが上がらずに集団から置いていかれる。
あれはもしかして、レッドが団子状態の中で揉まれて足を痛そうにしていることに馬が気づいて、
わざと下がってあげたのかな?なんて思ったんだけど、違うかなぁ。
おんまさんお利口だから、それくらいのことはしてくれそうな気がするんだけど、考えすぎ?
                                            (2004/2/7 WMC大宮)

 『ジェヴォーダンの獣』 LE PACTE DES LOUPS (クリストフ・ガンズ監督)

 美しい自然、地方貴族の優雅な暮らし、豪華な衣装、おフランスの雰囲気に惑わされてはいけない。
これは立派なバカ映画である。話が進行するにつれてどんどんバカ映画ぶりがパワーアップしていく。
フランス国王のそば近く仕える博物学者が、「あんた一体何者?」って強さに大変身。しまいにゃ
『コマンドー』のシュワちゃん状態。 ラストのバトルなんてまるで犬夜叉vs七人隊・蛇骨かと思った。
 フランスの文芸映画や歴史ロマンを期待して観た人はびっくらこくだろうけど、私はバカ映画だと
あらかじめ知っていたので笑えた。この壊れ具合は結構好き。
 ジェヴォーダン地方で本当にあった未解決事件を描いているらしい。事件の真相については事実に
近いところをついているんじゃないかとは思うが、こんなバカなバトルが実際行われたわけじゃない
よなぁ、きっと。

 なぜ私が珍しくフランス映画を観たかというと、目当てはマーク・ダカスコス。セリフが全てフランス語
だからアクション担当の脇役なんだろうと思っていたら、主役だったのね。<たぶん間違い
 18世紀フランスの片田舎に、あんなに沢山マーシャルアーツ使いがいたとはびっくりだ!! マジかよ!!!
                                    (2003/7/17 スターチャンネル録画ビデオ)

 『シカゴ』 CHICAGO (ロブ・マーシャル監督)

 80年代、ブロードウェイミュージカルの来日公演(それもツアーキャストではなく本場のオリジナル
キャスト来演)を、某飲料メーカーなんかが熱心に招聘して立て続けに行なった時期があった。
本場ものが東京で観られるならばNYへ行くことを思えば安いと、1万5千円〜2万5千円もする高い
料金を払ってよく観に行ったものだった。その一番最初が、ボブ・フォッシーの『ダンシン』だった。
今思うと、あれがバブルってやつだったんでしょうなぁ.......................(遠い目)

 最近はディズニー製作の健全な万人向けミュージカルがヒットしていて、まぁそれはそれでいいんだ
けれども、この映画を観たら、劇場というものが持つ一種猥雑なパワーを思い出せた。
 フォッシー作品はセクシーでややいかがわしい雰囲気の、大人のミュージカルが多い。
役者たちはごく普通のレオタードやタイツだけで、半分裸みたいな格好でステージに立ったりする。
筋肉の形と動きがくっきり見える。人間そのものを見せつけられているような感じ。
生々しくて、思わずつばをごっくんと飲んでしまうような、悪所にこっそり出入りしているような緊張感。

 残念ながら『シカゴ』の舞台公演は観たことがないが、この映画ではステージの演出の素晴らしさや
猥雑さを生かしつつ映画ならではの演出もあって、生のステージを観た気分になれた。
 俳優本人たちの歌と踊りもなかなかお見事。エンドクレジットに「レニー・ゼルウィガーの歌と踊りは
レニー・ゼルウィガーがやってます」「キャサリン・ゼタ=ジョーンズの(以下同文)」「リチャード・ギアの
(以下同文)」といちいち書いてあるのが微笑ましいというか何というか、「ちゃんと書いとけ!」という
圧力がどこからかかかったんだろうか(笑)

 キャサリン・ゼタ=ジョーンズについては、美貌と体で大物亭主をつかまえてのし上がってきた人、と
いう評価しかしてなかった(出演作を一本も観てなかったので、単なるイメージにすぎない)のだが、
本作を観てもんのすごく見直した。こんなに出来る人だったとは! それならもっと早く言ってくれれば
よかったのに〜(笑)  やっぱり、本格的にプロとしてやっていた経験のある人は違う。レニーもギアも
なかなかのものだが、やっぱりキャサリンに比べると「一生懸命練習しました」というのがちらっと
見えてしまうので。                                  (2003/5/3 WMC大宮)

 『シックス・センス』  THE SIXTH SENSE (M.ナイト・シャマラン監督)

(ネタバレを含むので未見の方はご注意を)

 TVで誰かがホラー映画扱いしてたからそのつもりで観たら、全然違うやん。
幽霊が突然ばっと現れたりするのが怖かった、ってことを言ってたんだろうけど、
それがどうしたちゅーねん!! そういう映画とちゃうやろっ!!(と なぜか関西弁)
 これは、愛と癒しと憑き物落としの物語だよ。京極堂は事件に巻き込まれてイヤイヤ
重い腰を上げ不機嫌な顔で憑き物を落とすけれど、クロウ医師=ブルース・ウィリスが
コール少年を救うべく真剣に取り組むのはそれが彼自身の憑き物を落とすことでもある
からなのねん。彼自身はその本当の意味に気づいてないけど。そして、コールだけが
真実に気づいていて、彼に告げずに協力している。けなげだねぇ(涙)

 コール少年と並んだウィリスの姿がすごくいい。子供と一緒にいる姿がとても絵に
なるの。実生活でも、いいお父さんしてるのかなあ。そうだといいなあ。
 前半はひたすら静かで、暗くて、色が無くて、重くて、寒々としている。正直言って
退屈の一歩手前。そして観終わる頃には、寒い戸外から帰ってきてお風呂に浸かって、
じんわりじんわりあったまっているような感じ、かな。私はもっとボーボー燃えさかる
映画のほうが好きなんだけど(笑) 2回以上観てチェックしたくなる部分がいろいろ
あるんで、リピーターが多くてヒットしたっつーことですね。納得。

 私は推理小説でも映画でも、先読みや自分なりの推理をせず、細かいとこには
突っ込まず、ただ観たままを受け入れるようにしている(これはB級以下トホホ映画を
観てるせいで培われた能力である)ので、この映画の"秘密"に気づいたのはわりと遅い
ほうかな? キラの葬式シーンで、赤の他人であるウィリスがずいずい普段着で入って
いくのに誰も気にしないんで、これは見えてないんじゃ.......と思ったのですな。
 この"秘密"に気づくのが遅ければ遅いほど心に響くのでは。だからといって私の前に
座っていた2人連れのおねえちゃん達のように、「で、結局何だったの? 全然わかん
なかったよ〜」と言って相談しているのもどうかと思うが。

 トニ・コレットってほんとに、美人なのかブスなのかわかんない女優だ。化ける。
                                       (2000/1/17 みゆき座)

 『シベリア超特急 完全版』  (マイク水野監督)

 日本を代表するカルト映画である本作は、たぶん体調のいい時でないと耐えられないと思って
時期を見ていたら、結局、入院直前というとんでもないタイミングで鑑賞することに。
 で、見終わって、「退院後にしなくてよかった」と本気で思った。傷が開いちまうよ。

 まず、画面全体の雰囲気が、昼間に何度も再放送されている80年代の2時間サスペンスドラマの
ような感じで、意図的にこういう絵にしてるのならすごいし、そうじゃなくてもある意味すごい。
 列車の外に出たりするアクションシーンには緊迫感のキの字もなく、もっと強い風を当てるとか
列車セットやカメラを揺らすとかすればいいのにねぇ。ほんとに走ってるのかシベリア超特急。

 アガサ・クリスティ原作の某映画へのオマージュというかパロディというか、そーゆーつもりらしくて、
同じトリックを使っているところもあるし、事件の解決方法も同じ。
・・・・・・・なーんだーけーどぉー。 ミステリとしてアリなんか、これ。
 「○号室と△号室の人の姿が見えない=殺された」になっちゃってる展開がまず謎だし、手がかりや
証拠の提示がものすごくいい加減なのに、探偵役の山下大将=水野晴郎先生ってばほとんど悩まず
ズバズバ言い切って解決しちゃう。普通わかんないよ、あんなんで。
 それに山下大将、死んだサバみたいな目をして超棒読み。ビミョ〜な間があくんで、周りの役者の
テンポまでおかしくなってて、観てるこっちのテンポもずっこける。 つ、つらい。

 日本語セリフに英語字幕がつき、英語セリフもかなり多いところを見ると、最初から海外上映を
念頭に置いて作ったのねコレ? 1940年代のソビエトでみんなが英語を喋ってることについては
映画製作の便宜上仕方ないとしてもだ、フランス人のアガタ・モレシャンを除き、ソ連人・ドイツ人・
ユダヤ系ポーランド人・オランダ人を演じる俳優が全員バリバリのアメリカ英語で喋ってるってのは
どゆことよ。もっと気を遣えって。

 1時間くらい過ぎたところで、「このペースで2時間やられたら体がもたん・・・・」と根を上げそうに
なったが、1時間15分くらいで終了。 おお助かった、短い映画なんじゃん! とホッとした。・・・・・
・・・・・のもつかの間。 バッカバカしいおまけがついていて、これがまた本編に輪をかけて意味不明。
どうしたらいいんだ俺は。途方に暮れちゃったぞ。 シベ超で俺をどっかへ連れ去ってくれぇ〜(壊)
                                       (2004/12/1 CATV録画ビデオ)

 『シックス・デイ』  THE 6TH DAY (ロジャー・スポティスウッド監督)

 お正月映画だし、シュワちゃん主演のSF大作だしぃ、ってことで、たぶん万人向けの
コンビニ幕の内弁当のような映画だろうと思ってたのね。これ出しときゃ、部分的に嫌いな
物が入っていたとしても大抵の人がとりあえずお腹を満たすことが出来るけど、幕の内
弁当が大好物っす!!何より好きっす!!という人にはあまり会ったことがないという意味で。
だから正直言ってほとんど期待してなかったし、この映画をもって2000年及び20世紀の
映画見納めにするのにはいささか抵抗があった。でも上映時間その他の都合でこれしか
なくってさ........

 で、観てみてどうだったかというと、予想してたよりずっと面白かった。エグいシーンが
あるし言葉も汚いしで、お子ちゃま対応でないところがよいね。マイケル・ルーカーが
渋い面構えに反した素っ頓狂なかすれ声なのが何だかとっても可愛いし、トニー・ゴールド
ウィンはジョー・モンタナ様に雰囲気が似ていてナイスだし〜。声と喋り方が良いのよ、
ウットリしちゃったわ〜うふふふ (^^) 人工的雰囲気の美女が青や緑のカツラをかぶってる
ところや衣装のセンスに、コスプレ魂をくすぐられたりもして(笑)
 話の内容が一部『トータル・リコール』とかぶってたけど、こっちのほうがより現実味を
帯びた話なので、怖いかも。向こうはバーホーベンだし(笑)
 クローンっていうとついマモーを思い出してしまうなあ.......(遠い目)
                                  (2000/12/31 WMC大宮)

 『忍 SHINOBI -Heart under Blade-』 (下山天監督)

 忍者ネタ大好き、赤影大好き、影の軍団大好き!のわたくしゆえ、この手の映画は外せない(キャストが
気に入らないと観ないけど)。ずいぶん前に山田風太郎著『甲賀忍法帖』を読んだような記憶もうっすらと
あるし。でも内容はすっからぽんと忘れてた。

 マトリックスかお前は!とツッコミたくなるようなCGとワイヤーのアクションでケレン味はたっぷり。
でも全編アクションってわけではなく、主役の仲間由紀恵がほとんどアクションしてないのには驚いた(笑)
それでも出来てしまうもんなんだな忍者映画。周りの忍たちのキャラが立っていて面白い。

 ほとんど同じような文化と思考をもって暮らしているのに憎み合い戦うところは、某国を彷彿とさせる。
外部の人間には、その理由が今ひとつ理解出来ないんだよね。とにかく戦って決着を付けないと済まない
らしく、一途と言うか馬鹿正直というか、戦い続けることにしか自分自身の価値を見いだせない忍たちの
姿が哀れ。ハリウッドからリメイクの引き合いが来ているらしいけど、このへんのメンタリティがアメリカ人に
描けるとは思えないんだけどなぁ。                       (2005/9/21 MOVIXさいたま)

 『下妻物語』  (中島哲也監督)

 冒頭いきなり大仏が映って「あ、牛久大仏だ!」ってすぐわかるのは関東の人間だけですか(笑)
 細かくカット割りされていてすごくテンポがいいのに、同時に漂うゆる〜い感じがたまらない。
オープニングの、18世紀おフランスにまで遡る竜ヶ崎桃子の生い立ち紹介ですすっと引き込まれた。
 すごいロングショットや俯瞰を多用したり、狭い場所でも奥行きを出したり、カメラアングルに凝って
下妻の関東平野っぷりを見事に表現している。ほんとに平らなんだねぇ、関東平野。しみじみ。

 TV放映時に行われた深田恭子のインタビューを見たら、ちゃんとロリータルックを着てて、姿も
喋り方も桃子そのまんま。ほとんど演技経験がないと思われる土屋アンナ=イチゴの自然な演技も、
思わず「モノホンですか?」と訊きたくなる出来だし、主役二人のハマりぶりが素晴らしい。
二人の根性に拍手。

 レディースの特攻服も、ふりふりロリータも、ある意味「鎧」だ。桃子は子供に間違えられるほど
ひらひらと可愛らしい服で全身を固め、イチゴはヤンキー丸出しの出で立ちにしかめ面で凄んでみせる
ことで「武装」する。
 二人が自分のポリシーを分かりやすい形にして表現することで守っている内面は、たぶんおんなじ
十代の女の子。10年20年経ってから振り返ったら、気恥ずかしい思いをするだろうけど、この時期の
彼女達にはどうしても必要な鎧なのだろう。私はどんな鎧を着ていたかなぁ。
 見た目とは逆に、イチゴより桃子のほうがずっと強い。 いつも肩いからしてつっぱってるイチゴが、
十代の女の子らしい弱さを見せる土手のシーンがとてもいいね。彼女がとっても可愛いんだ。

 ロリ服ブランドのBABY,・・・・はすごい宣伝になったと思うけど、ジャスコはどうなんだ(笑)
名前を連呼してもらえばいいって話なのかしらん。でもなぁ。ははは。
 ちょっと変な人ばっかり出てくるし、役者も個性派揃いなんだけど、そういう映画で陥りがちな
「やりすぎ」がなくて好感が持てる。隅々まで適役揃い。
 鮎貝健がどこに出てたかわかんなかったから、もう一回観なくちゃ(笑) ご意見無様!(原文ママ)

                               (2005/10/30 日本映画専門チャンネル録画)

 『ジャッカルの日』 THE DAY OF THE JACKAL (フレッド・ジンネマン監督)


 目的遂行のため、パズルのピースを一つ一つはめていくように丹念に準備していくクールな
プロぶりが実にかっこよいなあエドワード・フォックス。
 現代ならばファックスだの電子メールだのでぱっぱっと済んでしまうような事柄にやたら時間が
かかるところが微笑ましいというか、そういう時代だからこそ成り立った物語とも言えると思う。
 惜しむらくは、似た感じのオヤジが多くてジャッカル以外のキャラが立ってなかったことと、
フランスでもイタリアでもみんな英語を喋ってるので、「あなたは誰、ここはどこ」状態になりがち
だったこと。やっぱりおかしいぜそれは。みんな自分とこの言葉で喋ってくれ。
                                    (1998/5/28 CSN1録画ビデオ)

 『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』 SHADOW OF THE VAMPIRE (E・エリアス・マーハイジ監督)

 子供の頃から、吸血鬼やドラキュラ伯爵に興味があった。ゴシックな雰囲気が大好きだった。
吸血鬼についての本を買って熟読した時に、マックス・シュレックやクラウス・キンスキーが演じた
坊主頭のノスフェラトゥの不気味さが強く印象に残ったものの、古いモノクロのドイツ映画を
観る機会なんて無いと思っていた。それが、こんな形で観ることが出来て大感激。

 見れば見るほどラブリーな(?)ウィレム・デフォー=シュレック、目がイッちゃってるジョン・
マルコビッチ、普通にしててもなんか変なウド・キアー。 これら怪優たちによって、80年前の
ヨーロッパ、本当に吸血鬼がいそうな世界にどっぷりはまる。
 マルコビッチ=ムルナウ監督をはじめとする撮影スタッフが、白衣を着てゴーグルをかけて
いるのは当時の撮影技法に何か関係があるのだろうか? それとも単なるファッション?
まるで化学実験でも行なうようないでたち。映画という芸術を極めようというよりは、もはや
マッドサイエンティストの域にあるムルナウにふさわしい。
 この映画が描く本当のモンスターは、哀れな吸血鬼ではなく、目がとんじゃってるムルナウの
ほうなのだ。                              (2001/10/3 シネ・アミューズ)

 『シャロウ・グレイブ』 SHALLOW GRAVE (ダニー・ボイル監督)

 イギリス映画と聞くと、同じ監督の『トレインスポッティング』でえらく苦労した
つらい思い出のせいでビビる私だが、本作はサスペンス物なので入りやすかった。
 町並みをわざと歪めて撮ったりするカメラワークが面白い。光と色の使い方。
特に、主な舞台となるフラットの内装。赤いドア、青いドア。青い壁、黄色い壁。
原色に近い色ばかりで塗り分けられて、きれいではあるけれど生活感の乏しい部屋。
あんな色の部屋に暮らしていたら精神に何らかの悪影響があるんじゃないだろうか。
ちょっと見ていただけで不安定な気分になる。それがデザイナーの狙いなんだとしたら、
見事やられたなー、という感じ。
 ユアン・マクレガーはどうも好きになれないのだが、それはどうやら私が観た2本の
出演作(これと『トレスポ』)での役柄のせいらしい。本人には全く罪はないので、
『スター・ウォーズ』での彼に期待しましょう。
                             (1998/9/24 WOWOW録画ビデオ)

 『ジュラシック・パーク III』 JURASSIC PARK III (ジョー・ジョンストン監督)

 CGを多用した大作として知られるシリーズの3作目を、こんなに短く(1時間半未満)作ろうって
最初に言ったのは誰だか知らないが..............えらいっ!!(笑)
「恐竜がいる島に入り込んだ人間たちのサバイバル」と簡単に要約できてしまう内容なわけで、
怖さとスリルと知恵比べの面白さというエッセンスだけを凝縮して娯楽映画に徹して作るなら
これくらいの長さで十分なのだ。昨今、やたらと長い映画が多いので、たまにこんなシンプルな
作りの映画を観るとほっとする。
 でもちゃんとお金や手間暇はかかっている。2作目は未見だが、1作目に比べると恐竜の肌の
テクスチャーや動きの細かさが格段に進歩しているのが分かる。
 おすぎとピーコご両人が「バカ女死んじゃえ〜!!」と絶叫していたバカ女(演ずるはティア・レオーニ)、
どんなんかと思っていたら本当に見事にバカ女だった。2作目でもジュリアン・ムーアがバカ女役を
やっていると聞いた覚えがある。こういう役回りを女性にさせるところは昔の映画っぽいかも。
                                 (2003/4/29 スターチャンネル録画ビデオ)

 『シュリ』  SHURI (カン・ジェギュ監督)

 私は原則的に、英語以外の外国語映画を観ないことにしている。これは、アメリカ映画
以外には興味ないとかいう偏見じみた意味ではなくて、「全然分からない言語では2時間
ずっと字幕を読みっぱなしになるからイヤ」という理由である。
 だから、そういう映画は日本語に吹き替えてくれれば観るのはやぶさかでない(逆に
英語の映画の吹き替え版は嫌いで、ほとんど観ない)。
 この韓国製大ヒット映画を民放テレビ(当然日本語吹き替え)で放映してくれたので、
やっと観ることができた。ありがたし。

 さて、初めての韓国映画。もしかすると、私が今までの人生で観たうちで弾丸使用量が
もっとも多い映画かも知れない(笑) 韓国の諜報部員は一体何個の弾丸カートリッジの
携帯を許されているのだろうとか、あんだけ撃ったらもうちょっと当てろよとか思ったり
するし.......小物を使った伏線の張り方や、なぜか一人だけハードボイルドな雰囲気を
盛り下げる、意味不明な大ボケ諜報部員の存在などがかなりベタで、映画全体の雰囲気が
今ひとつスタイリッシュになり切れてないなあというのが正直な感想。
 でも、政治的、文化的、宗教的に多々制約があると思われる中、ここまでの表現が許され、
人々に楽しまれていることは高く評価すべきだし、洗練されてなさ加減が独特の魅力と
いえるかも知れない。泥臭いけど、面白い。
 人の名前が難しくて覚えられないのがちょっと困るけどなぁ。主人公の名前も最後まで
分からずじまい(笑)

 それにしても韓国女性は美人が多いですなぁ。前から思ってたけど皆さん本当にお綺麗。
この映画でも、主役級からちょい年配の脇役に至るまで美人揃いで見とれてしまう。
ほんとに韓国の女性は綺麗だわ、女性は......←何が言いたいんだろう
                                   (2001/2/25 地上波TV録画)

 『少林サッカー』 少林足球 Shaolin Soccer (周星馳監督)

 2時間近く広東語を聞いているのは疲れるので日本語吹替版で鑑賞。山寺宏一氏が熱い。
 日本のコメディ系劇画を、大袈裟な効果音やエフェクト付けたまま香港に持ってって実写映画に
しちゃったようなぶっ飛んだ作品で・・・・・香港映画を見慣れている人にはどってことないのかも
しれないけど、このノリに慣れていない者にはなかなかユニークなテイスト。
 香港の映画人にCGの使い方教えちゃったのはどこのどいつだぁーーー!!(笑)

 笑いの質が実にベタで、太極拳で饅頭を作ったり店先で『スリラー』のダンスを踊り始めたり
鼻くそほじりながらオカマさんが出てきたり、ど、どう反応したらいいんだろう・・・・・・???
笑えばいいんだろうね、でも笑えって言われても何か違う・・・・・面白くないって意味じゃなくて、
あまりのバカバカしさに唖然呆然、口を半開きにして見つめてたって感じ。げらげら笑うっていう
感じじゃなかったな。ヘタに反抗せずおとなしく流れに身を任せてしまえば楽しめるのだ、と途中で
気づいてから楽になった。しばらく見ていると「これでいいんだ、これぞ少林サッカーだぁぁぁ!!」と
無理矢理思わされちゃってるから不思議。 ああいうスポーツ、あってもいいよね。<無い無い
 観ている途中で土踏まずを攣っちゃったところをみると、無意識のうちに力を入れて熱心に
見入っていたらしいのは確かなようだ(笑)
                              (2003/11/5 スターチャンネル録画ビデオ)

 『女王蜂』 (市川崑監督)

 原作があまり好きではないので、他の東宝金田一映画と比べるとあまり観ていない。 けど、
それでもたぶん4,5回目(笑)

 こじんまりしててやや地味だけど、きっちり作ってある。真犯人の出自や犯行動機について
原作にはない設定が盛り込まれているなどの変更があるが、それほど目くじら立てるほどの大きな
齟齬は発生していない。
 登場人物の紹介もしないままいきなり殺人事件から始まったりして、大胆に省略されているが
監督お得意の細かいカット割りやスプリットスクリーンで効果的に説明され、ミステリとして分かり
やすく作ってあると思う。

 当時新人の中井貴恵が、周りの男達の心を迷わし「女王蜂」と呼ばれるような女性にはとっても
見えないのだが、私が日本で一番好きな女優と言っても過言ではない岸恵子さんが相変わらず
理知的で美しく、この人を観るだけでも価値がある。
 真犯人の出自を変更したのは、白石加世子さんを起用したかったから、だったりして(謎笑)
                               (2004/10/11 日本映画専門チャンネル録画)

 『女王陛下の007』 ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICE (ピーター・ハント監督)

 2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビーがやっぱダサイわ野暮ったいわ〜とか
ダイアナ・リグって奥村チヨみたいだよね〜とかいろいろ気にはなるんだけど、
Qが作るメカがほとんど出てこなかったり女性陣の露出度が低かったりと、バカ度を
抑えてきちんと作ってある。アクション場面で、迫力を出すために早回しにしたり。
コマ落としみたいに細かくカットしてあったりするのは、今見るとちょっとチャチかな。
 やっぱり、レーゼンビーを1本のみにしたのは正解ですね (^^; 身のこなしはなかなか
良くてアクションもかなりやってるみたいだし、見慣れてくるとけっこう渋いかなという気も
してはくるんだけど、男性から見てかっちょええなあ〜というスパイ像とは違うのでは。
 ブロフェルドが自分から外に出てばたばた動くのはどんなもんでしょう。
                          (1999/5/11 NHK−BS2録画ビデオ)

 『ジョン・カーペンターの要塞警察』  ASSAULT ON PRECINCT 13(ジョン・カーペンター監督)

「シドニーオリンピック開催記念・古いB級映画祭り」第2弾(これも意味なし)
 70年代の映画は古さが目につくのでほとんど観ないのだが、本作はカーペンターの
名前に惹かれて鑑賞。『ダイハード』等と同じ、「俺たちゃ建物の中で頑張って戦うから
外の人たち早く気づいて助けてちょうだい映画」(長すぎ)
 一言で言うと、実にシンプルな映画。襲撃側の面々をほとんど描写しないことによって、
ポイントは「いかに戦って助かるか」に集約される。大した動機もないし、襲われる本人達は
その動機すら知らされない。でもなぜか襲われ殺される。とにかく応酬しないと助からない。
敵の顔が見えないせいで、不気味にひたひたと忍び寄る恐怖感。これは怖い。
 一人だけ見覚えのあるおっさんがいた以外は知らない俳優ばかりだが、この映画にスターは
必要ない。演出も構成も音楽もひたすらシンプル。これぞB級映画の醍醐味!!
                                   (2000/9/11 CATV録画ビデオ)

 『シリアナ』 SYRIANA  (スティーヴン・ギャガン監督)

 私の感想ではなく、一緒に観たツレの感想から始めさせて頂くと。
 アラブ人が沢山出てくるけれど、意外と見分けがついた(そのへん気を遣って配役していた
ような気がする)。しかし、白人の中高年男性の見分けがほとんど付かず、誰が何者なのかが
さっぱりわからなくなってしまい、途中でストーリーを理解する努力を放棄した、とのこと。

 なるほどね。私は、ああクリストファー・プラマーだ、クリス・クーパーだ、ウィリアム・ハートだ、と
いうように俳優を認識出来たからそういう事態にはならなかったけど、それが出来ない場合は
たしかについていくのが大変かも知れない。
 沢山の人々が絡む複数のエピソードが細かく細かく羅列され、最後にまとまる。その、まとまる
までが大騒ぎで(笑) 私のへっぽこ脳みそはCPUがいまだにDX4なので理解するのが大変だ。

 わからないなりに、今観ておかないといけない映画だと思った。
 テロだの何だの、毎日のようにイヤな事件が起こり、それでもどうにか地球は回っていて我々は
生きている。だんだん麻痺してきて、ニュースでも驚かなくなっている。今の世界では、この程度の
企みごとは世界中のあちこちで当たり前のように行われているのだろうな。
 ジョージ・クルーニー(アカデミー助演男優賞おめでとう!)は確かに素晴らしかった。使い捨ての
駒という自分の立場を自覚し、哀しい光を瞳にたたえた中年男という役柄を、いつもの飄々とした
雰囲気を抑えて好演している。
 もっとよく理解するためにもう一度観たいと強く思いつつ・・・どーしても観たくないシーンが一つ
あるんだよねぇ・・・観た人は分かると思うけど、アレですアレ。ああいうのすごーく弱いので・・・
もしもう一度TVで観る機会があったら、録画して早送り必須。
                                        (2006/3/4 MOVIXさいたま)

 『真実の行方』 PRIMAL FEAR  (グレゴリー・ホブリット監督)

 私が苦手とする俳優の一人リチャード・ギアの主演作ではあるが、高い評価を受けた
エドワード・ノートンの演技に興味があって観た。そう、あくまでも私の興味はノートン君で
あってギアではない。苦手と言うより、「魅力が分からない」というのが正しいか。
 法廷物は好きなので最後まで楽しめた。ただし、指や耳を傷つけるシーンが.....(泣)
末端への攻撃はやめてくれぇ〜!! 観ている間ずーっとそのシーンが頭の中で反復されてて
つらかった。そうなることが製作側の意図なのかもしれないが、殺人犯の残虐性を表現する
には、殺人現場の写真や、胸にナイフで文字を刻んだという事実だけで充分だったのでは?
俳優たちが皆それぞれきっちりとした演技で見せてくれているこの映画の、品位を落とす
効果しかなかったように思うのだが.......
                               (1998/10/11 WOWOW録画ビデオ).

 『シン・シティ』 SIN CITY (ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー共同監督、
                                      特別監督クエンティン・タランティーノ)

 ロドリゲス&タラちゃん、アメコミ、というキーワードから漂うニオイに惹かれて観に行ってしまったけど
相変わらず残酷描写が多いなぁ。私も歳のせいかだいぶ苦手になってきたので、「あ、これはなんか
ヤバそうだぞ」と思うと、画面の縁を見たり、目のピントをはずして、セリフだけ聞いてるところがけっこう
あった。画面がモノクロなのでグロい感じは抑えられてはいるものの・・・・・・人にホイホイ薦められない。
お話はとっても面白いんだけどね。
 キャストも豪華。パワーズ・ブースにルトガー・ハウアーだぜ!! わははっ!!  <ポイントずれてますか?
女性に人気の若手俳優を意外な役に使っているところもナイス。夢に出てきそうだ。

 3人の男をめぐるエピソードが入り組み、ハイスピードで展開される。男は強いけど、その強さ故に
ちょっと哀しい生き物。女は弱いけど、弱さ故に強くも美しくもなる生き物。そういう描き方が、最近には
珍しいオールドファッションさで、かえって新鮮。 昨今のアメリカ映画は、政治的配慮というやつで
2人組、3人組の中に必ず女性や有色人種を含めるというしばりがあったりして、男女の立場の描き方が
かえって制限されている感がある。
 そんな中でこの映画は異色だし、どっちかっていうと日本のサムライ映画とか任侠物のほうに近い
感覚かも。タラちゃん達は梶芽以子さんや藤純子さんなんかに出て欲しかったんじゃないかな(笑)
                                          (2005/10/20 MOVIXさいたま)

 『スウィングガールズ』 (矢口史靖監督)

 こういう映画、大好き!
 この後味の良さは娯楽映画の王道ですな。『天使にラブソングを・・・』『メジャーリーグ』等と
同系列。 最後にどうなるかはほとんどわかり切っているんだけど、そこに至るまでには
細かいエピソードがいろいろあって笑ったり泣いたり困ったりして、んでラストにはとにかく
ハッピーの大爆発で全部帳消しにして楽しく終了というパターン。

 この映画も、「きちんとした指導者もいないのに、完全どシロウトが短期間でこんなに上達
するわけあんめーよ!!」とかいろいろあるんだけど、そういうご都合主義はすべて、ラストの
楽しさのためにあるのでオッケ〜なのさぁ〜
 私はフリージャズやモダンジャズはわからないんだけども、スウィングジャズ、ビッグバンド
ジャズはとっても好き。だからこの映画の音楽はまさにツボ!
 昔、ジョン・ウィリアムズ指揮のボストン・ポップス・エスプラネード・オーケストラの来日公演で
『スーパーマン』『E.T.』『ジョーズ』等のウィリアムズ作品や、本作にも使われた『イン・ザ・
ムード』などのスウィングの生演奏を聴いたときの感動が蘇った。ま、もちろんあっちのほうが
遙かにお上手なのは言うまでもないのだけれど、音楽には上手いヘタとは別の次元でひとの
心を揺さぶるものがあるのだ。最後の演奏会、ドラムソロのあたりから涙が止まらなくなって
しゃくりあげて泣いてしまった。

 「箸が転げても可笑しい年頃」と言うけれど、ほんとにそうなんだよなー女子高生って。
何か言っちゃあケラケラ、何が可笑しいんだか、笑って騒いでばかりいたあの頃。私にも
あんな時期があったのよ・・・・(遠い目)
 動くたんびに「きゃぴきゃぴ」って効果音がついてるような感じだもんね。最近の女子高生って
「たるーい」だの「だりぃ〜」だの、生活に疲れたババアみたいなことばっかり言ってる印象が
あるんだけど、もったいない話だ。あの無駄に元気なエネルギーは、そのうちにどう頑張ろうが
ひっくり返そうが絞ろうが出てこなくなるっつーのにね。<婆くさいコメントで終了(自滅)
                                        (1004/10/10 WMC大宮)

 『スーパーマン 特別篇』 SUPERMAN (リチャード・ドナー監督)

 『スーパーマン・リターンズ』の劇場公開に合わせて久しぶりに地上波TVで放送されたものを観た。
たぶん今まで2回くらいは観たことがあるんだけど、TV放映された時だけだから随分と久しぶりだ。
 今回は、声優陣を一新。でも台本は前のままだったようだし、違和感のないキャスティングをして
あったので、変わっていることにしばらく気づかなかったくらい。小池朝雄=レックス・ルーサーの
「オーティス!! オオオーティスっ!!!」という甲走った叫び声を銀河万丈が再現してくれていて嬉しかった。

 公開当時はたぶん観た人全員が驚いた撮影技術も、約30年たった今観ると、うひゃ〜!!
違う意味で驚いてしまう。こんなんだったかなぁ。慣れって恐ろしい。
 合成した部分があまりにも明らかで「台の上に腹這いになってるな〜」とかはっきり分かっちゃうし、
スーパーマンが飛び立つ時は「さぁ引っ張るよ、1・2の3!」って声が聞こえてきそうな、もっさりした
感じ。技術的には稚拙さが目立ってしまい、最新作が公開されたこともあって最早ありがたがって
観る映画ではなくなってしまったかも知れないけれど、それでも存在価値は充分にある。今でも。

 誰でも知ってるヒーローの立体化。クリストファー・リーヴは今みてもやはり完璧なスーパーマンだ。
完璧すぎたがゆえに俳優としては不幸を背負ってしまったけれど、彼無しでこの映画の成功はあり得
なかった。ロイス・レインがあまり美人じゃないとか(髪の分け目が気になる・・・)、ツッコミどころの
多い物語だとかそーゆーことはすべて帳消しにしてくれる。
 今回の放送は「特別篇」で、劇場公開時には無かったシーンが追加されてるらしいんだけれども、
その部分が無いほうがテンポがよかった気がする。
                                           (2006/8/20 地上波TV)

 『スーパーマン・リターンズ』 SUPERMAN RETURNS (ブライアン・シンガー監督)

 クリストファー・リーヴ主演の旧3作の、正統な続編と呼べる仕上がりに大満足。
オープニングタイトルの出し方が同じなんだもん、嬉しくて思わずニヤ〜リ。 そしてジョン・ウィリアムズ作
『スーパーマン・マーチ』を使えることが決まった時点で勝ちでしょ!!
 一時ティム・バートンが監督するとかニコラス・ケイジがスーパーマンを演じるとか、いろいろな噂が
飛び交ったことがあった。彼らが参加していたら、もっと作り手側の「色」が濃く出た個性的なスーパーマンが
出来上がっていただろうし、それはそれで興味深い。
 でも、本作でのシンガー監督は自分の自己主張より「正統派の続編を作る」ことを心がけてくれたように
思われて、素直に嬉しい。

 キャストもみんなよかった。ブランドン・ラウスは、クリストファー・リーヴがあまりにも完璧にスーパーマン
だったために跡を継ぐのは大変だったと思うけど、違和感なく務めてくれた。かの「スーパーマンの呪い」が
彼に降りかからないことを祈る。
 悪役カップルが最高。ケヴィン・スペイシーすっごく楽しそう! 愛人役のパーカー・ポージーは、まさに
ギャング映画に出てくるボスの愛人といういでたち。

 旧作と立て続けに観たからつくづく思ったのは、スーパーマンの宿敵(のつもり)レックス・ルーサーは
大量殺人を何とも思わず大きな事件を起こしはするけど、結局カネ儲けだけが目的の小悪党だってこと。
単なる地上げ屋に過ぎないので、ストーリーは大した内容ではない。
 小悪党相手に上映時間2時間半はちょっと長すぎるんだけど、スーパーマンのアクションにものすごい
スピード感があるので誤魔化せてるというか救われてる。ダラダラと長い感じはしなかった。
最新撮影技術を駆使して本当にびゅんびゅん飛び回ってるように見えるスーパーマンの大活躍を観ている
だけで楽しくなっちゃうから得だ。しかもBGMがスーパーマン・マーチだもんね。
 地球に舞い戻ってきた彼が最初に遭遇する大事故の、始末を付けた場所があんな場所(ネタバレ回避)
とは・・・・やられた!! あれは反則だよなぁ。アメリカ人観客の大喜びポイントだろう。私も嬉し涙が出そうな
ほど喜んでしまった。

 マイノリティどころの騒ぎじゃない、地球に一人しかいない存在であることを自覚している者の孤独と悲哀。
あれだけの能力を持った存在が、悪でなく善の側にいるという設定は、いつの時代も変わらぬ人間の願望
なのかもしれない。
                                            (2006/8/21 MOVIXさいたま)

 『スキャナーズ』  SCANNERS (デヴィッド・クローネンバーグ監督)

「ミレニアムの秋だから☆ちょっと古めのB級映画祭り」第1弾(意味なし)。
 むー、古いせいなのか画像の劣化がひどくて画面がにじんでる。クロネンものの雰囲気には
それがぴったり合ってるからいいけど。もしかしてわざとそういう風に撮ったのかな?
 公開当時、あの有名な頭爆発シーンの分解写真を見たのがトラウマみたいになって、ずっと
この映画を避けてきたんだけども(純情だったのねワタクシ)、そんなにグチョグチョな
ホラーじゃなかったんですねぇ。第一印象というのはなかなか消えないもので、『ヴィデオ
ドローム』を観るまではクロネンを単なるホラー作家だと思っていた私。エグめの描写で
社会派テーマを扱うという、誤解されやすい映画作家なのですな。
 本作を見終わってふと思ったのは「FF7はこの映画を下敷きにしてるんじゃないか?」
.........なーんてのは我ながらとんだ言いがかりだと思います(笑) でもホラ、神羅の
マッドサイエンティストとセフィロスとさ......(以下略)
 髪の毛がふさふさしてた頃のマイケル・アイアンサイドが見られて感激。レコード店内に
ヴィレッジ・ピープルのポスターが貼ってあるのが、時代だねぇ......(遠い目)
                        (2000/9/11 スター☆チャンネル録画ビデオ)

『スクール・オブ・ロック』 THE SCHOOL OF ROCK (リチャード・リンクレイター監督)

 人呼んで「ロック金八先生」、なるほどその手の内容には暑苦しいキャラクターの俳優が必要
なんですな、と妙に納得。ジャック・ブラックの芸風は正直言って苦手だが(ジム・キャリーらと
同じ部類に属するように思う)、本当にロックバンドをやっている彼にぴったりの内容だし、適役。

 ちょいと場違いな臨時教師が突然やってきて、得意の音楽で生徒達を導いていくという内容は
ウーピー・ゴールドバーグ主演の某作を思い出させて特に目新しさはなく、最後にどうなるかも
ほとんど予測がついてしまう。主人公デューイがいとも簡単に学校にもぐり込んでバレずにいる
ことや、ラスト近くの展開など、「ご都合主義」という言葉をそのまま映像化したような展開で
ツッコミどころ満載なのだけれど、楽しいからいいや! 子供達(みんな達者で可愛い!)も
とても楽しそうに演じていて微笑ましい。私の好きなジョーン・キューザックが出ているのも嬉し
かった。彼女の得意な役柄だけど、もうちょっとはじけてくれてもよかったかな。

 デューイのステージ衣装(短パンの制服)は、AC/DCのアンガス・ヤングへのオマージュ
ですな。ついでにランドセルしょってくれたらもっとよかったけど(笑) この監督さん、AC/DC
好きなのね、やたらこだわってた。あとはラモーンズもポスターべたべた貼ってあったなぁ。
KISSによるラモーンズのカバー "DO YOU REMEMBER ROCK'N ROLL RADIO?" がうっすら
かかったのが個人的に嬉しかった。
 最初と最後のクレジットを、メタフィクショナルな見せ方しているのがユニークで面白い!
                                       (2004/6/2 日比谷みゆき座)

 『スクリーム』 SCREAM (ウェス・クレイヴン監督)

 怖くはないが、スプラッタ描写に頼ることなく、細かいところにこだわって手堅く
まとめた感じで、最後まで飽きなかった。指がもげたりしないところがいい。
 ロケ地の風景と、撮影に使われた家の美しさが印象的。日本の地方都市で撮ったら
もっと横溝的におどろおどろしい感じになっちゃうだろう。あまりにも周りが美しいので、
中で起こっている事件が効果的に浮かび上がってくる感じ。ゾンビや異星人とかよりも
結局いちばん怖いのは生身の人間。
 校長役のお懐かしヘンリー・ウィンクラーには気づいたが、同じくノークレジットだった
レポーター役のリンダ・ブレアには気づかなかった。残念。
 犯人が分かった状態で、もう一度観てみたい。
                            (1998/8/1 WOWOW録画ビデオ) 

 『スコーピオン・キング』 THE SCORPION KING (チャック・ラッセル監督)

 『ハムナプトラ』シリーズのスピンオフ.......というよりも、これは完全にザ・ロックのプロモーション
ビデオ! これから俳優業にも本腰を入れていくんでよろしくな!という名刺代わりのような映画。
 でかいスクリーンにでかいどアップでどどどーんと登場、ひたすらロック様かっこいいかっこいい
かっこいい〜!って憧れのまなざしで熱く見守ってればよい映画。 製作総指揮がヴィンス・
マクマーンだし、ロック様のファイトシーンには実況が付いてても違和感なさそう。
それもそのはず、彼がふだん本業でやってることと同じなんだよね。戦って、喋って、演技して、
人々にアピールして人気を得るという......はまってるわけだよなぁ。
 おそろしくわかりやすい勧善懲悪の冒険活劇。ひねる部分はほとんどなく、想像通りに物事が
サクサクと進んでいくのはある意味快感。カリスマ性を持つ絶対的ヒーローを主役に据えた場合
にのみ許される作り方。 一瞬だけ眉毛のサービスカットもあり(笑)

 エンドクレジットをぼぅ〜っと眺めてて気づいたピンポイントな情報。
 東洋系の小汚いおじさんことアル・レオンが、チャンバラの振り付けおよび出演。お久しぶりっ。
和太鼓風の演奏をしてた太鼓の振り付けがショー・コスギで、それを演じてたのがショー・コスギ・
ニンジャ・タイコ・チームとかなんとかいう謎の軍団(笑)  それから、「預言師」ケリー・ヒューの
スタントを務めていたのはボディビル界の百恵ちゃんこと西脇美智子! エジプトや西アジアの
古代ロマンを描いているような顔をして、実は東洋人が陰で大活躍なのであった。わはははは。

 ま、とにかく、ロック様ファンには申し分なく楽しめる。ファンでない人たちは.......どうなんだろ。
とりあえず「ロック様の妙技を味わっとけ!」(笑)
                                             (2002/6/12 日劇3)

 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
             STAR WARS EPISODE I -PHANTOM MENACE  (ジョージ・ルーカス監督)

 旧三部作をすべてリアルタイムで劇場鑑賞した私(歳がバレる)、特にマニアでは
ないけれどやはり思い入れがありすぎて、「スター・ウォーズなら何でも許す!!」と
思わず点が甘くなる傾向あり。

 でもやはり前評判通り、気になる部分は多々あった。
 緊迫感が持続しない。途中、説明調の描写が長く続いて退屈になる。旧1作目(変な
言い方だ)は三部作の頭ではあるものの、製作当時は「興行成績によってはこれ一本で
終わるかも」という考えがあったためか、あれ一つだけで立派に独立していたと思う。
しかし、今回はこれから後2本続くという前提の元で作られているためだろう、前フリ
みたいな印象が否めない。
 一応、一つの戦いが集結することはするが、エンディングを迎えても旧1作目のように
「よくやった、よかったねー」と思わずにっこりしてしまう喜びと快感が味わえない。
戦いに勝ったのだって、努力 実力のたまものというよりは「オホ、うまくいっちゃった
ラッキー!!」みたいな感じだし (^^;;

 ジャージャー・ビンクスの言葉は、マイノリティ(有色人種、移民など)のブロークンな
英語をまねているものと思われるが、聞き取りにくく耳障り。この部分だけ吹き替えで
観たいくらい。
 せっかくナタリー・ポートマンが米語と英語のアクセントを使い分けてる(基本的に
「英語」なのは2人のジェダイ俳優に合わせてるのか?)のに台無し。

 宇宙空間でのバトルシーンが少ないのが残念だったが、その代わりポッドレースは
すごい。数年後、ディズニーランドの「スターツアーズ」はあれに代わるとみた(笑)
Presented by Nin○endo か? (^^;;
 たしかに、SFXやCGの技術は格段の進歩だ。使われている分量もはんぱじゃないし、
またそれを「特撮だ!」と感じさせない自然さが素晴らしい。
 とは言え、結局の所いちばん印象に残ったのは、俳優達が一生懸命稽古して、生身で
戦う殺陣のシーンであったというのは、ルーカスが意図したこととは違うのだろうか。
だとしたら皮肉だ。

 んー。もう一度観に行きたいという欲求が起こらないなあ、なぜか.....スカッと終わら
なかったからかなあ。殺陣のシーンだけ延々とエンドレスなら観てもいいけど (^^;
 ダース・モール良ひわ〜黒装束の忍者系暗黒戦士〜 (^^) あの身のこなしってば!!
彼の戦闘シーンをもう1時間ばかり増やして欲しいんですけど無理ですか無理ですねハイ。

 いろいろいちゃもんはつけてみたけど、愛すればこそ。
 だって、タイトルが出るときの「ばぁーーーん!!」っていう音だけで目がウルウルきちゃう
映画なんて、そうそう無いんだから。
 例えばシャネルとかの人気ブランドだって、特に愛用者でもない私なぞが冷静に見れば
何だよそれ?というようなデザインのものが時たまあるじゃない (^^;; でも、好きな人は
シャネルのマークがついてれば何でもよかったりするわけで、それと近い感情なのかも
しれん。スター・ウォーズというブランドで勝負できる映画なんて、そうそう無い。
 だから、ルーカスさんには今後とも頑張って頂きたい、つーことで、愛を込めて。

 おまけ:某炭酸飲料が近所のスーパーで売り切れ状態で、ボトルキャップが手に入ら
     なくて困ってるんですけど(笑)
                                       (1999/7/19 日本劇場)

 ・・・・・特別感想文『その後のエピソード1』・・・・・

 本来ならとっくに2回目の鑑賞に出かけているハズの『スター・ウォーズ』新作。
ところが今回はどーーーーーーーしても、その気になれない。行こうかな〜と思うたびに
やっぱやめた、と激しく抵抗する何かが頭の中にある。
 それは何か。ずばり。
    ジャージャー・ビンクスを何とかしてくれぇ〜!!!
 エエ私はアイツが本気で嫌いみたいです。全世界で評判悪いらしいけどすげー納得。
思い出すだけで腹が立ってくる。

 ジャージャー・ビンクスとかけて野○村 真ととく。そのこころは。
   「うるさいだけでちっとも面白くない」
 あれだけぎゃーぎゃー喋りまくるんだから少しは笑わせろよジャージャー&野々○。
「世界ふしぎ発見」を見ていて、回答者が自分の答えを説明する段になると思わずチャン
ネルを替えてしまうキモチがお前に分かるか○々村。ジェントルな草野さんのお愛想笑いや
舞い上がってるスタジオ観客の笑い声でいい気になるなよな! 正解も出来なきゃボケる
ことも出来ないただのバカなんだからじぇんじぇん面白くないんだよっお前はっ!!
 と、全然関係ないことをうだうだ書いてしまうほどジャージャーのことが嫌いなのである。
演じている俳優さんは気の毒だなぁ、世界中でけなされて。彼のせいじゃないのにさ。
くじけないで生きていって下さい。

 もし数十年後にまた「特別編」なるものを作る機会があったらば、思い切ってジャー
ジャーのセリフを全とっかえしたらどう?とりあえず出てくるだけなら許す。話がつながら
なくなっちゃうからな。でも要らんとこはなるべくカットして、その分ダース・モールの
魅惑の入浴シーンでも入れてくれた方が皆さん喜ぶでしょう。私はすげー見たいぞ。

 ダース・モールって、ジェダイの二人との毛色の違い方がステキだよなあ。ジェダイが
精神世界、お坊さん、東洋、気、みたいな世界なのに対して、ダース・モールはもっと
動的で獣っぽい。そうそう、トラとかヒョウとかのネコ科の猛獣みたいなしなやかな強さね、
ライオンはちょっと違うけど。顔のペイントはそれを表現してんのかなやっぱり。
 ジェダイは野菜とかカスミとか食べてそうな感じだが、ダース・モールはよくアニメに
出てくる骨付き肉をがしがし食ってたら似合いそう。

 同じ坊さん、同じ東洋でも、体育会系入ってる少林寺みたいな感じ。「強くなりたい」
っていう欲がある分、暗黒面に入っちゃったのかしらん。ダース・ベイダーもそうだけど、
実際強くてかっこよいんで、暗黒だろうが何だろうがあなたについていきたいですエエ。
そんなわけで、ダース・モール特別編熱烈希望。ユアンとリーアム・ニーソンも出てきて
いいよ、相手役が要るからねウフ。
 さてどうしようかな、エピ1の2回目。細かい所を見直したいし、観たい気持ちは強い
んだけどな.......困ったな.........と悩んでいるうちにビデオが出るでしょう(泣)
                                          (1999年8月某日)

 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
        STAR WARS EPISODE II -ATTACK OF THE CLONES (ジョージ・ルーカス監督)

 エピ1がかなり期待はずれでがっかりさせられたし、本作はSFメロドラマだと聞いていたので
かなり不安だったのだが、意外にエピ1より面白く観た。でも長すぎ。飛行機の離発着シーンとか、
こだわってるのは分かるんだけど省けるところが多いんじゃないのか。そういうのは、メカフェチや
設定フェチ(?)な人々のために特典映像としてDVDに収録するとか、特別編と称して再公開する
とかすればいいのに。映画のテンポが悪くなる原因になっていると思う。

 帰ってきたボバ・フェット......じゃなくてジャンゴ・フェットや、初めての大立ち回りを見せたヨーダ
など、スター・ウォーズに欠かせない「キャラ萌え要素」が増えたことが、前作より面白い一因かも
しれない。ジャンゴが乗るアイロン型?宇宙船が、のちにボバ・フェットが凍ったハン・ソロを輸送
するのに使うのと同じモデルだったりとか、細かいところでついウケてしまうし。R2も水くさいなぁ、
空を飛べるんなら早くそう言ってくれよ〜(笑)

 普段は買わないパンフを、スター・ウォーズだからということで久しぶりに買ったらば、ずいぶん
ネタバレばりばりなのね〜。映画を観る前に熟読しちゃいけまへんよこれは。
あのヒトが後にあのヒトになるとか、クレジットされてないんだし一応伏せておいたほうがいいと
思うんだけどなぁ。知ってる人は知ってることだし、ぼーっと映画だけ観てても想像がつくことでは
あるんだけど、パンフレットの人物相関図にばっちり書いちゃうのはどうなんだろうかね。
(ちなみにこれは「アナキンがダース・ベイダーになる」ことについてではないっすよ。それは
 もうじき歴史の教科書に載るはずの、世界の常識であるからして)

 画面の隅々、奥行きに至るまで細かく細かく書き込んで、戦争や大都市の描写をするのは
すごい進歩だとは思うけど、人間の視覚はそんなにいっぺんに大量の情報を処理できないし
画面がうるさい!と思うこともしばしば。CGの進歩によって、何でも描写できるようになったのは
いいことだが、ややもするとやりすぎて作り手側の自己満足に陥る危険性をはらんでいる。
 『スター・ウォーズ』(いわゆるThe New Hopeね、以下NHと略す)の映像は、必要にして充分
(充分すぎるくらい)で、今見てもちっとも遜色なく、時代を感じさせないクオリティだと思う。
もちろん、70年代の技術で新作を作れなんて言うつもりはないが、画面ぎっしりと描き込めば
より迫力が増すかといえばそうとも限らない。過ぎたるは及ばざるがごとしという言葉もある。

 アナキン=ヘイデン・クリステンセンの棒読みは予告編から心配だったが、悪い予感的中。
彼自身は「のちのダース・ベイダーの冷たく無機質なしゃべり方を意識した」と言っているが
ホントにそうかぁ? 怒りや悲しみに感情を振り回される激情派だからこそ暗黒面へ入って
しまうのだし、一本調子なしゃべり方にする必要はないのでは? 棒読みだと指摘を受けて
言い訳をしているように聞こえる(意地悪)。「あいむ・でぃーぷりー・そーりー、まーすたー」とか
「あいる・とらーい、まーすたー」とか..........ま、ある意味すごいけど。

 それと、ユアン・マクレガー........私はエピ1のときからこの配役に大いに不満。演技者として
どうということではなく、あの軽い声からくる貫禄のなさがどうにも許せないのだごめんよユアン。
どんなにボーボーひげを生やそうが、頼りない若造にしか見えないところが.............NH以下の
旧三部作を観ていると感じるオビ・ワンに対する尊敬や信頼の念が、がらがらと崩れ落ちる
のだが、もしかしてそれが狙い? 実は大したマスターじゃなかったとかいう示唆なのか。
 とにかく、このオビ・ワンが数十年後に渋いサー・アレック・ギネスになるとはどぉーーしても
思えないのである。

 それからもう一つ、うちのダンナがマヂで文句を言っている。
 「あのアナキンとアミダラの間にあのレイアは生まれないだろうがっ!!」
 そんなこと言われても..........劣性遺伝なのかもしれないし(笑)
 今後の行く末が今のところ不明な主要キャラはアミダラ、ドゥークー伯爵、メイス・ウィンドゥ、
ジャージャー(こいつはどうでもいい)くらいなもんなので、エピ3は別に急いで作ってくれなくても
いいや、そんなことより一日も早く旧三部作のDVDボックスを早く出してくれルーカス!
わしゃあそっちのほうがよっぽど観たい。
                                         (2002/9/7 WMC大宮)

 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
        STAR WARS EPISODE III -REVENGE OF THE SITH (ジョージ・ルーカス監督)

 いや〜、うまく辻褄合わせたねぇ・・・・後ろの話がもう決まっているという制約をどうやってクリア
するのかなぁと思っていたけど、(多少のほころびはあるものの)うまいことつなげたもんだ。
 アナキンがダース・ベイダーになった途端にやたら巨大化するのはなぜだ!という、エピ2以来の
私の素朴な疑問も、「あぁこの手があったか・・・」と(笑)  発想の転換ですな、なるほど。

 エピソード4〜6(旧三部作)は大好きだけどエピソード1〜3にはあまり思い入れがないわたくし。
何でかな〜といろいろ考えてみたんだけど、最大の原因は「キャラ萌え要素の不足」。
 ダース・ベイダーが出ていないのが一番痛い。「ダース・モールの出番がもうちょっと多かったら
よかったのに」とかいまだに思ってるし、ジジイ好きにはたまらないクリストファー・リー=ドゥークー
伯爵も、同時期に『ロード・オブ・ザ・リング』が重なってしまったために印象がぼやけてしまい残念。
 何度も言って申し訳ないのだが、私はやはりオビ・ワン=ユアン・マクレガーという配役が最後まで
どうしても受け付けられなかった。ユアン個人が嫌いなわけでは決してないんだけど、オビ・ワンでは
ないよな、と。 そして、エピ1〜3を見終わってよく分かったのは、若い頃のオビ・ワンはマスターの器
ではなかったらしいということだ。タトゥーインで過ごした十数年が彼をサー・アレック・ギネスに昇華
させたのですな。ユアンももう少し歳を取ったら渋い役者になるかな。楽しみだな。
 R2がウットリするほど可愛かったのがツボ。 ま、何はともあれ、シリーズ終結を寿ぎましょう。



 <以下はネタバレしています。未見の方は読まないで下さい>








 アミダラはどうしてああいうことになっちゃったわけ? 理解不能。
 体調を崩していたわけではなく出産でのトラブルもなかったようなのに、夫であり子供の父親である
男が暗黒面に入ってしまったことを悲観して死ぬなんて、なーんだそりゃ。
どんなに気落ちしていたって、元気に生まれてきた子供達の産声を聞いた瞬間に生きる気力が湧いて
こない母親って、いるのかなぁ? それも、そこらのおねえちゃんじゃないんだよ、過去に一国の女王
だったり、命がけの戦いの日々を繰り広げてきた人なんだよ? おかしくなっちゃった亭主から子供達を
守るためにたくましく戦ってもらうべきでしょう。その結果命を落とすというのなら話は分かる。
てっきりそういうかっこいい死に方が用意されていると思っていたのに。あんなんで、アメリカの女性団体
とかから抗議の声はあがっていないのかなぁ、女性を馬鹿にしてるとかって。納得いかん。

 レイアが『ジェダイの復讐』で「綺麗な人だったけど、悲しそうだった」と語った母の思い出は、誰のこと?
養父母オーガナ夫妻は幼いレイアを抱いて幸せそうにしていたけど、あの後不仲になって不幸だったんで
しょうかオーガナ夫人。ちょっと気になる〜
                                            (2005/8/6 MOVIXさいたま)

 『スターシップ・トゥルーパーズ』 STARSHIP TROOPERS (ポール・バーホーベン監督)

 腕、足、首、胴体もげまくり。ゲロは吐く脳味噌は吸われる。こんな爽やかな青春映画は
初めて観た。 愛してるよバーホーベン(爆笑)
 「フィル・ティペット展」で感じた予感を裏切らない見事なバカ映画であった。素晴らしい。
 マイケル・アイアンサイドがひとり歳くっててハゲているのがよかった。いい声だ。それに
クランシー・ブラウン鬼軍曹に、前歯なジェイク・ビジー君とくれば勝ったも同然だ(何が)
                                     (1998/6/3 日比谷映画)

 『スターシップ・トゥルーパーズ』(再見)

 劇場公開時に観て以来、2度目。いやー何回観てもあの壮絶なバカさ加減は健在ね。
最後のまとめ方なんて、鼻血が出るほど感動的でヒザに力が入りません ばた。
 タッチストーンとブエナビスタというディズニー系会社が製作・配給してるっていう
衝撃の事実がもはや正気の沙汰とは思えない(笑) どうしたディズニー。ステキ!!

 バーホーベンって演出面でも泥臭いけど配役面でも、洗練されたスタイリッシュな
俳優って使わないね。シュワちゃんやシャロン・ストーンも含め、どこかイモっぽさを
残す野暮ったい人を使うのが巧いと思う。本作の面々もそうですな。主役くんなんて、
どうにもツブシきかなそうな感じだし(笑) カルメンちゃんは相変わらず可愛いっす。
いちばんお得な役だったのはクランシー・ブラウン氏でしょう、よかったね (^^)

 TVのニュース番組が狂言回しになるのは『ロボコップ』と同じスタイルだが、あの頃は
まだ予算もないしハリウッドでの地位もないし、こんなんでどうでしょう?って手探りの
感じがあったように思うけど、この映画ではもうやりたい放題ですな。
 とにかく自分の好きなもの、撮りたいものだけ撮ってるって感じが大好き。スポンサーや
世間の顔色うかがって結末いじるとか手加減するとかっていう発想はこの人には無さそう。
長いものに巻かれて結局ウスウスな映画を大量生産しがちなハリウッドでは大変でしょうが
今後もくじけず頑張って下さい。応援してるからね!!

 次回作はどんなんなるのかなあ........恋愛映画なんか撮ったら殺すぞ(笑)
でもこの人のことだからカニバリズム恋愛劇とかそっち方面に暴走するかも、それは
それで........(←妄想中)
                             (1999/11/14 WOWOW録画ビデオ)

 『ストリート・オブ・ヒーロー』  EDDIE&THE CRUISERS II : EDDIE LIVES!
                                  (ジャン=クロード・ロール監督)

 ロックスターを救出するんじゃなくて今度はパレ自身がロックスター役ってことで
この邦題。とほほ.......(^^; 80年代のヌルくてダサい雰囲気がよく出てますな。
映画自体もかなりヌルいし〜
 パレが口パクで熱唱する音楽を実際に演奏してるのはジョン・キャファティ&ザ・
ビーバー・ブラウン・バンドか、ほぉ〜懐かしい......名前だけしか知らんけど。
 音楽業界の描写がいい加減すぎない? いくら20年ぶりに現れたったって、本当に
皆が言うほど大人気のスターだった人なら気が付くだろう普通。別に整形したわけじゃ
ないんだし。謎のテープ発掘!!って、CNNのラリー・キングまで巻き込んで大騒ぎ
してる割にあんなにそっくりな人がいても誰も気が付かんとは、そんなバカな。
 そもそも20年が経ったという設定は無理があるなあ。このころのパレは40過ぎに
見えないもの。無理な老け作りが変。もみあげが変。後ろ髪が変。口ひげが似合わねぇ。
わははは、ほんとにすっげー変だよパレ。鏡見てみ。

 バンド仲間も「彼とは親友だったんだ!!」とか甘っちょろいことをぬかしてるし
全然自己主張しないし、相手の演奏も聴かずにバンドを移っちゃうなんてそんなヌルい
ことやってて務まる世界じゃないっしょ〜。やる気あんのかよテメエら〜!!
 ドラムスの人が浮いてるしなー。どう見てもマッチョメタル系ルックスなのに
60年代風ロックンロールを演奏させられてて、ま〜るで芸風が違う。一体どんな
音楽をやりたいバンドなのかじぇんじぇん意味不明だわさ。配役が謎だよ。
パレは相変わらず美女に縁がないしねぇ(笑)

 けなしまくってるがところがどっこい、観ている最中も終わった後も妙な倦怠感と
脱力感に浸れるのがパレ映画の醍醐味。これだからパレファンはやめられない。
わはははは。あー疲れた。
                                        (2000/3/16 ビデオ)

 『スパイダーマン』 SPIDER-MAN (サム・ライミ監督)

 私がこれを劇場へ観に行かなかった最大の理由はヒロインのキャスティング。 やっぱりダメだぁ、
どーしてこの役にキルスティン・ダンスト??? シンナーやりすぎで歯がボロボロになっちゃった人の
ような不健康な色気、ほうれい線がくっきり出たおばさん顔。 もっと健康的で若々しい十代の女優
いなかったかね? どうせSFXが大変でキャストに大金かけられないんだから、テレビを中心に出てる
ような無名の人でも、もっとこの役に向いている女の子はいくらでもいるでしょーよ。
 演技力はあるし、彼女にぴったりの役を演じた時のはまり具合はなかなかなので(例:『インタビュー・
ウィズ・バンパイア』の少女吸血鬼はすごく良かった)、女優としてのダンスト全てを否定するつもりはない。
ただ、この映画についてはあまりにも彼女に向いていない配役をされているというだけだ。
どーしてもっと早く気づかなかったのですか製作した皆さん。

 上記の理由であまり期待してなかったのだけど、意外に楽しんで観られた。スパイダーマンの衣装を
考えている場面で、画面をコラージュしてあるところなんかすごくライミらしくていいやねー。
                                    (2004/8/8 スターチャンネル録画ビデオ)

 『スピード2』 SPEED 2: CRUISE CONTROL (ヤン・デ・ボン監督)

 まず、主演のジェイソン・パトリックに華がなさ過ぎ。前作のキアヌ・リーヴスは演技のほうは
からっきしのドヘタだけど黙って立ってりゃサマになるので許せるわけだ。この手の映画の
場合、演技力は二の次なのよ。わかる?>キャスティング担当者
 これで相手役の女優がもっとフェロモン系のおねえちゃんだとまだかっこつくんだけど、
サンドラ・ブロックってちょっと小綺麗な普通のおねえさんなんだもんねえ。露出度低いし
(たとえ高くても彼女の場合あんまし見たくない気もする)。

 キアヌが降りたこととサンドラ・ブロックが人気スターになったことによって、ヒロイン=アニーの
扱いが前作よりぐんと大きくなり、その結果ひどくイヤな女になり下がってしまったのは何とも
皮肉&お粗末。冒頭、アニーが自動車免許試験を受けながら無茶するシーンを見ていきなり
「ああ、だめだこりゃ」と思っちゃって、それっきり乗れず。5分で冷めた。
 船のお客もスタッフも大声でぎゃあぎゃあわめいてばかりでうるさいし、笑わせようと意図
したらしい箇所も全部ハズしてるし。優柔不断なくせに無鉄砲というよく分からない性格の男と、
ワガママで非常識な女という、全然魅力のない主役カップル。これでどうやってノレって
いうのヤン・デ・ボン。第一どこが「スピード」やねん。どたばた大騒ぎしているだけで全然
スピード感なし。
 最後のクライマックスシーンは、最大の見せ場だしお金もかかってるのはわかるんだけど
ちと長すぎ。しかも予告編でさんざっぱら流しちゃってるんじゃあ何をか言わんやだよ。
劇場で金払って観なくてよかった〜ってつくづく思う映画って久しぶりだ。まあいいや、私は
どうせロイス・チャイルズの姿を拝みたくてこれ観たんだから(←ピンポイントすぎ)

 豪華客船ものなら、『ザ・グリード』のほうが三百万倍は面白いぜ!!(当社比)
                               (1999/2/14 WOWOW録画ビデオ)

 『スペースインベーダー』  INVADERS FROM MARS (トビー・フーパー監督)

 子供が中心になって話が進行する映画にはハマれない、という個人的事情のため今ひとつ
乗り切れない部分もあったけど、コッテコテにB級な雰囲気は楽しいね。
 スタン・ウィンストンが作ったらしいクリーチャーのデザインはほとんど趣味の世界。
『トータル・リコール』某キャラに似たようなのも出てくるし。火星人より主役のコドモの
顔のほうが気持ち悪かったんですけどそうゆうこと言ってちゃダメですか (^^;  大人に
なった彼は裏方に回り、助監督などをして頑張っているそうなので何よりです。
 火星人の侵略よりも、地球人であるルイーズ・フレッチャーやカレン・ブラックの顔の
ほうがよっぽど怖いのは、文明の発達によって自分の首を絞めつつある地球人全体への
警告でしょうか......って違うと思うよオイラは。
                                (1998/11/19 WOWOW録画ビデオ)

 『スペース・クラッシュ』  FALLING FIRE (ダニエル・ドー監督)

 一応フーダニット系サスペンスを目指しているようなのだが、何ともマッタリとした仕上がり。
 一時より前髪が増えたように見えるパレの裸体以外に特に見どころもないのは毎度のこと。
ナターシャ・ヘンストリッジを不細工にしたような相手役女優といい、そこはかとなく演技がヘタな
共演陣といい、いかにもB級以下SFの味わい。
 あまりに唐突に終わるラストは、余韻を残すとか観客の想像に後を任せるとか言うよりも、
ただ単に予算が足りないのでもうこれ以上セットもミニチュアも作れないのよぅ!という裏事情に
よるものと推察。
 でも大発見、『アルマゲドン』はこの映画のパクリだったんだね!! <大間違い
                                    (2001/9/26 地上波TV録画ビデオ)

 『スペースバンパイア』  LIFEFORCE (トビー・フーパー監督)

 これ、あのキャノン・プロ製作なんだなあ。ほんでもってトビー・フーパー(監督)、
ダン・オバノン(脚本)、ジョン・ダイクストラ(SFX)、ヘンリー・マンシーニ(!)なんかの
有名どころが名前を連ねてて、それがどーしたって感じだけど(笑)
 まぁとにかく、いたいけな映画少年達をドキドキムラムラさせた伝説のセクシー吸精鬼、
マチルダ・メイ嬢の存在がこの映画のすべてでしょう、ハイ。 1シーンを除いて全編に
わたりスッパダカ。AV女優だって服を着てる時間がもうちょっと長そうなもんだよな(笑)
彼女を拝めただけでこの映画を観た甲斐があったっつーもんです、ぐえっへっへ。←オヤヂ
いやらしさを感じさせない堂々とした脱ぎっぷりと美しさに拍手。
 主役?のカールセン大佐、どっかで見たことあると思ったら、「Xファイル」で異星人に
よるスカリー誘拐事件に関わったドゥエイン・バリー君じゃあないかっ!! お久しぶりっ。
キミはこんなところでも仕事していたのかぁ。変な役専門?

 ホラーというには怖くないし、ドラマやサスペンスというには人々の行動がやや間抜け
気味だし、アクションとか活劇というのでもない、かなり中途半端な映画だなこりゃ。
展開がタルくて長く感じる。もっとテンポよくタイトに作ってもらいたかった。
全体の雰囲気は嫌いじゃないけどね。何度も言うけど、CGで何でもかんでも表現してしまう
映画より、この当時(85年)には精一杯だった手作り感覚SFXがわたしゃ好きなんす。
精気を吸い取られた男の造形なんて、かーわいい (^^)
                        (2001/2/26 スター☆チャンネル録画ビデオ)

 『スペースボール』 SPACEBALLS (メル・ブルックス監督)

 先日『スターウォーズ・エピソード2』を観たときに「ひっさしぶりに『スペースボール』が観たいなぁ」
と思っていたらば、なんとNHKさんが放映してくれました。もしかしてNHKにも同じこと考えた人が
いたのか?(笑)
 ダーク・ヘルメット(リック・モラニス)登場シーンが大好き! "I can't breathe in this thing !!"って
わはははは。スターウォーズはもちろんだけど、わざわざジョン・ハートが出てきて『エイリアン』の
アノ場面をパロったり、某SF映画の有名なラストシーンをやらかしちゃったり、「サンダース大佐」
ってよく考えたら「カーネル・サンダース」だったり、細かいとこもおかしい。うっぷぷぷぷ。爆笑は
しないけど、にやけっぱなし。
 前に観たときは映画館でだったのかなぁ。記憶がないぞ..............私はこの映画でビル・プルマンを
初めて知ったので、その後『インデペンデンス・デイ』でアメリカ大統領にまで出世しちゃったときは
ほんとに驚いた(笑)
                                   (2002/10/15 NHK−BS録画ビデオ)

 『スポーン』 SPAWN (マーク・デッペ監督)

 この映画版より先に、エロくてグロい18禁アニメ版のほうを観ていたのでだいぶ
おとなしい感じかな。でも「一般受けを狙って失敗した」と聞いていたわりには結構
エグいっつーか、好き嫌いはっきり分かれそう。私はこういう劇画ノリは好き。
 SFX実にかっこよし。スポーンのマントがびろびろびろ〜んとするとこなんざ、
たまりませんねぇ〜ふへへへへ。(←マントフェチ) ただ、バイオレーターが出て
来ちゃうともう、普通の感覚では付いていけない世界ね。ちょっと勘弁してって感じ。
RPGのラスボスと戦ってるようなもんだと思えばいいかもしれないけど。バイオレー
ターのせいでエンディングがふにゃふにゃかつ曖昧になってしまった感あり。
 最初と最後のタイトルバックがものすごくかっこいい。カイル・クーパー作。
どう見てもそうだよなあと思っていたらやっぱりそうだった。かっこいいのはいいんだ
けど、あんまり字を揺らすと読みにくいのでほどほどにしてね。>クーパーさん

 ジョン・レグイザモは、よくアノ役引き受けたねえ........彼が出ているからとだまされて
観に行っちゃったファンの人、実にお気の毒で同情の涙を禁じ得ません。
 劇中あまりかからなかったけど、サントラすっごく好き。汚れた裏通りをスポーンが
うろつく場面にマリリン・マンソン、バイクをかっ飛ばすシーンにプロディジー。
うわぁ、はまり過ぎ。
                                      (1999/4/7 ビデオ)

 『ゼブラーマン』  (三池崇史監督)

 哀川翔の出演作を観るのは(これが出演100本目にもかかわらず)初めてだし、人気の脚本・
宮藤官九郎も、知らないうちに目にしたことはあるのかもしれないけど意識的に観るのは初めて。
私がわざわざ劇場まで観に行った理由は彼らではなくて、鈴木京香のゼブラナース!!(笑)
そして、柄本明のカニ姿!!!(笑笑)  お仕事と割り切ってくれてどうもありがとう。

 事前にあらすじを聞いたときに、『ギャラクシー・クエスト』のアレンジみたいな感じかな?と思って
いたけれど、実際観てみると『ロボコップ』だった(嘘) ていうか『スポーン』かも(これも嘘)
 何となくテンポが良くない気がして途中ちょっとダレてしまったし、話のまとめ方がこじつけ臭くて
ちょっと納得いかんけど、まぁ娯楽作と割り切って気楽に楽しめばよいのかな。あまりかっこよくない
マイナーなヒーロー像が、今の日本に合っているような気もするし、テーマソングが水木一郎って
いうところに変なこだわりも感じる。

 機会があったらいつか言いたいと思っていたことをここに書く。
 渡部篤郎って、世間一般では演技派という評価になってるの? 芝居が独りよがりで、セリフが
聞き取りづらくて、ちっとも上手いと思わない。他の人にやってもらいたかったなぁ。
                                       (2004/2/18 丸の内東映)

 『ソードフィッシュ』 SWORDFISH  (ドミニク・セナ監督)

 爆発、カーチェイス、アクションシーンにお金も手間もかかっていてけっこう派手。
 俳優陣も、ジョン・トラボルタはかなりのギャラを取るはずだし、彼以外も豪華な顔ぶれ。
なのに、映画というよりは2時間ドラマ特番という感じがするのはなぜだろう。1時間40分弱という
短めの上映時間のせいか、わざと赤茶けた色合いに撮っているせいか、それとも。

 この人死にそうだなぁという人が死に、生き残りそうな人はちゃんと生き残る、わかりやすくて
意外性のない内容。丁々発止の頭脳戦や息詰まるサスペンスというのではなく、絵に描いたような
「肩の凝らない娯楽作」。観ても損はしないが、わざわざ観ても特に何も得るところはない。

 ただ、個人的にはヒュー・ジャックマンがとにかく可愛いので、それだけで持ったな、という感じ。
トラボルタはどうにも苦手で(彼が主演なので映画館に行かなかった)、せめて髪型くらい何とか
してくれと思う。
 ブレイク直前ハル・ベリーの脱ぎっぷりが見事。こういう峰不二子系キャラはもうやらなくなって
しまうのかな。もったいないので、若くて綺麗なうちはどんどこ脱いでください。
                              (2003/7/15 スターチャンネル録画ビデオ)
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